こどもの実験!スーパーボールを作ろう

実験・研究

スーパーボールは、お祭りや縁日で見かけるカラフルでよく跳ねるボールです。
わが子は縁日でスーパーボールすくいをみつけては大喜びで3つ持って帰ってきます。

昔はすくった分だけ持って帰れていませんでしたっけ?
500円で小さいの3つって高っ!!
と心の中はざわざわ

そんなに好きなら、おうちで大量に作ってあげましょう。

材料と道具

洗濯のり(PVAと書かれたもの)

食塩

絵の具(好きな色)

紙コップ

割り箸

キッチンペーパー

作り方

スーパーボールの作り方はとても簡単です。 以下の手順に従って作ってみましょう。

① 紙コップに洗濯のりを1センチほど入れて絵具を混ぜます。
  ※絵具は入れなくてもOKです

② 別の紙コップに水100ccと食塩40gを入れてよく混ぜます。 これが食塩水になります。

③ 洗濯のりの入った紙コップに、食塩水を少しずつ加えながら、
  割り箸でゆっくりとかき混ぜます。
   かき混ぜていくと、割り箸にのりが絡みついてきます。
  これがスーパーボールのもとになります。

④ 割り箸に絡みついたのりを手に取り、キッチンペーパーで水分を拭き取りながら、
  手のひらで丸めていきます。
  丸めるときは、素早く丸めることがポイントです。
  ゆっくりだと固まってしまいます。

⑤ 丸めたのりに、絵の具を少量塗って色をつける事で 好きな色柄にすることができます。

⑥ そのまま置いておくと固まって、よく跳ねるスーパーボールのできあがりです。

注意点

スーパーボールを作るときには、以下の点に注意しましょう。

洗濯のりはPVAと書かれたものを使ってください。 それ以外のものでは固まりません。

食塩水は飽和食塩水にするとよりよく固まります。
飽和食塩水とは、水に塩を溶かし切れなくなるまで入れたものです。

スーパーボールは時間が経つと塩が染み出してきて劣化します。
長く使いたい場合は、ラップで包んでおくとよいでしょう。

スーパーボールは完全に乾いてしまうと弾まなくなります。
乾燥を避けるためには、遊んだあとに水に浸しておくとよいでしょう。

まとめ

手作りのスーパーボールは、洗濯のりと食塩水を混ぜて作ります。

洗濯のりには水に溶けやすい合成樹脂の一種であるポリビニルアルコール(PVA)が含まれています。
食塩水には、ナトリウムイオンと塩化物イオンが含まれています。

食塩水を洗濯のりに加えると、ナトリウムイオンと塩化物イオンが水の分子とくっつきます。
すると、PVAの分子は水の分子とくっつけなくなり、固まって白い塊になります。
この反応を塩析といいます

白い塊を手で丸めて水分をとると、
PVAの分子が繊維状に結合して弾力性のあるボールになります。
このボールは、地面に投げると弾性力と慣性力のバランスで跳ね返ります。
これがスーパーボールの原理です。

残念ながら手作りのスーパーボールは1~2日ほどしか持たないみたいです。
それでも一緒につくるのは楽しいので、ぜひ楽しく作ってみてくださいね。

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