システムエンジニア歴20年。 子育て歴7年のママちゃんです。
「情報」という教科の高校教員免許も持っています。
(先生になりませんでした)
プログラミングなら、塾にお金払わなくても教えてあげられるんじゃない?と思いまして、年長さんのタイミングでプログラミングを教えてあげられないかと色々調べてみました。
親の視点からプログラミングについてのお話しを色々できればと思います。
はじめに
子ども向けプログラミング教室で使われているソフトの特徴を親目線で紹介します。
今回は幼児でも使えるViscuit(ビスケット)
公式サイトはこちらです → https://www.viscuit.com/
Viscuitはとても簡単なので、プログラミングの思想を理解するのには理想的なツールと思いますが、
簡単が故に習い事として選ぶには、個人的には躊躇するところもあります。
プログラミング教室で教えてもらうのではなく、PCを購入して、お子さんと一緒にプログラミングを行ってみてはいかがでしょうか?
Viscuitに必要なもの
① インターネットができる環境
② パソコン・タブレット・スマートフォン等
Viscuitの特徴
Viscuitはとても簡単なプログラミング言語で、小学校のプログラミング教育に広く使われています。
無料でできる
パソコンやタブレットがあれば、誰でも無料で使えます。
Webブラウザ上で動作するので、ソフトのインストールは必要ありません。
データも3か月程度保存する事ができます。
文字は要らない
Viscuitはビジュアルプログラミング言語といって、絵や図を使ってプログラムを作成します。
文字を入力する必要はありません。
直感的でわかりやすい操作で、幼児でも楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。
メガネでコーディングする
Viscuitでは「メガネ」という部品を使って、絵の変化(動き)の仕方をコンピュータに教えてプログラムを作成します。
このメガネを組み合わせることで、単純なプログラムから複雑なプログラムまで作ることができます。
一般的なプログラミングからは、かなりかけ離れているので、
Viscuitが使えても他のプログラミングをするのは難しいと思います。
イメージがつかめるようにコーディングの例を挙げてみます。
例1:左のレンズが右のレンズに変化します。風船が上に移動するという動きをします。
例2:風船をタッチ(click)すると風船が2つに増えます
Viscuitで作れるもの
アニメーション、簡単なゲーム、絵本などの作成に向いています。
Viscuitの問題点
こどもに教えるプログラミング言語としてViscuitを選ぶとした場合に
気になる部分をまとめますね。
できる事が少ない
ビスケットは初心者向けのプログラミング言語なので、高度な機能やライブラリは提供されていません。
複雑なプロジェクトを作成したい場合、普通のプログラミング言語より難しくなってしまいます。
データを保存し続けられない
データが消える前にファイルを開いて保存しなおせば、またデータを保持し続けられますが、
思い出として保存する事は出来ません。
データは3カ月で消えてしまうそうです。
我が家では、子どもに作ったゲームについてプレゼンをしてもらう姿をビデオにおさめる事で思い出として残してはいます。
保存がメンドクサイ
間違えて画面を閉じてしまったり、トイレなどで画面がスリープ状態になると
今まで作っていたデータが消えてしまいます。
かといって、途中経過を定期的に保存するのも難しい仕様になっています。
保存をするにはアイコンをクリックして○を選択します
(○をクリックすると画面が終了します)
保存した広場に戻って、保存した日付や時間から保存したデータを探し出します。
※ここが時間がたてばたつ程見つけられなくなるので、メンドクサイと表現した部分になります。
見つけたデータからパスをコピーします。
このパスにアクセスすれば続きから更新する事ができます。
お絵かきツールが使いづらい
すべてフリーハンドです。
ペイントツールによくある、○や△、直線を描いたり、塗りつぶししたりする機能がありません。
パソコンの場合、マウスでのお絵描きが難しすぎて、思った通りの絵が作れず、
投げ出してしまう可能性があるかと思います。
とりあえずやってみよう
パソコンの場合
ここにアクセスして、じゆうにつくる を選びます
https://develop.viscuit.com/env3/publicarea.html
好きな広場を選びます。
どの色の広場を選んだのか忘れないように注意してください。
今回はみどりを選んでみます。
みどりはらっぱを選んで、えんぴつの形をしたアイコンを選択します。
Viscutが開始しました。
スマートフォンの場合
対応したアプリをダウンロードします。
以降はパソコンの場合と同じです。
お勉強のしかた
公式サイトで説明動画があります。
お子さんと一緒にビデオをみて、一緒に作っていくと楽しいですよ。
とってもわかりやすかったのでプログラミングが初めてのママでも大丈夫だと思います♪
まとめ
ビスケットは通常のプログラミングとは全く違っており、
これを勉強したからといって、他のプログラミング言語が使えるようになるわけではありません。
しかし、プログラミングの基本の概念は身につき、表現するための応用力はつくと思われます。
すべて無料でチャレンジする事ができますし、始めるために必要な教材までも無料で見る事ができます。
始めるための準備で難しいものは何もありません。
初めてのプログラミングとして、親子で遊び感覚で取り組むのに向いているのではないでしょうか。
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