紫芋パウダーとは?
紫芋パウダーとは、紫芋を乾燥させて粉末にしたもので、紫芋の栄養や色がそのまま楽しめる素材です。
紫芋は、ビタミンCや食物繊維、アントシアニンなどの栄養素が豊富に含まれており、美肌や目の健康、生活習慣病の予防などに効果があると言われています。
紫芋パウダーは、紫芋の栄養を手軽に摂取できるだけでなく、紫色の食べ物を作ることができるので、こどもと一緒に楽しく食べられる実験にも最適です。
紫芋パウダーの変色の原因と対策
紫芋パウダーは、お菓子やパンなどに使うと、きれいな紫色になりますが、卵白やベーキングパウダーなどのアルカリ性の食材と混ぜると、灰色や緑色に変色してしまうことがあります。
これは、紫芋の色素であるアントシアニンが、pH(酸性度)によって色が変わる性質を持っているためです。
アントシアニンは、酸性では赤色、中性では紫色、アルカリ性では青色になります。
そのため、紫芋パウダーを使うときは、酸性のレモン汁などを加えて、pHを調整する必要があります。
レモン汁の量は、紫芋パウダーの量や他の材料の影響によって変わりますが、約1%程度が目安です
紫芋パウダーを使った食べられる実験のレシピ
紫芋パウダーを使って、食べられる実験をしてみましょう。
紫芋パウダーを使った簡単なレシピを紹介します。
楽しい実験をお楽しみください!
紫芋パウダーのシュワシュワドリンク
- 材料(1人分)
- 紫芋パウダー 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- レモン汁 小さじ1/4
- 水 100ml
- 炭酸水 100ml
- 作り方
- 紫芋パウダーと砂糖をボウルに入れて混ぜる。
- レモン汁と水を加えてよく混ぜる。
- グラスに注ぎ、炭酸水を加える。
- スプーンでかき混ぜて、シュワシュワドリンクの完成。
- 実験のポイント
- 紫芋パウダーと砂糖を混ぜる際は、ダマにならないよう注意してください。
- レモン汁を加えると、紫芋パウダーの色が赤く変わります。これは、酸性になることでアントシアニンが赤色に変化するためです。
- 炭酸水を加えると、紫芋パウダーの色が紫に戻ります。これは、炭酸水が中性に近いpHを持つためです。
- また、炭酸水を加えるとシュワシュワと泡が出ます。これは、炭酸水に含まれる二酸化炭素が空気中に逃げるためです。
紫芋パウダーを使ったアイシング
- 材料
- 紫芋パウダー 大さじ1
- 粉糖 100g
- 水 大さじ2
- レモン汁 小さじ1/4
- 重曹 小さじ1/4
- クッキー 適量
- 作り方
- ボウルに紫芋パウダーと粉糖を入れ、よく混ぜます。
- 少しずつ水を加えながら、なめらかなアイシングクリームになるまで混ぜます。
- アイシングクリームを3等分に分けます。
- 1つにはレモン汁を加えて赤くします。
- 1つには重曹を加えて青くします。
- 1つはそのまま紫のままにします。
- クッキーにそれぞれの色のアイシングクリームを塗ります。
- これで食べられる実験の準備が完成しました。
- 実験のポイント
- アイシングクリームの硬さは、水の量で調整できますので、好みに合わせて調節してください。
- レモン汁や重曹の量は、紫芋パウダーの量や色によって変わるため、自分の好みの色になるまで加減してください。
- 他の酸性やアルカリ性の液体を使っても色が変わるため、試してみると面白いです。
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