炭酸フルーツの実験とは?
炭酸フルーツの実験とは、フルーツに炭酸水を含ませることで、食べるとシュワシュワとした食感を楽しめるという実験です。
炭酸水は、水に二酸化炭素が溶け込んだもので、二酸化炭素はフルーツの水分にも溶け込みます。
これがシュワシュワの正体です。
炭酸フルーツの実験は、簡単にできるのに、科学の不思議を体験できるおもしろい実験です。
炭酸水やフルーツの種類、冷やす時間の長さによって、シュワシュワ感や味が変わります。
いろいろなフルーツで作って、食べ比べてみましょう。
炭酸フルーツの実験のやり方
炭酸フルーツの実験のやり方はとても簡単です。
必要なものは、ふたがついているびん、炭酸水、好きなフルーツだけです。
ふたがついているびんは、炭酸水の中の二酸化炭素が逃げないようにするために必要です。
炭酸水は、無糖のものを使いましょう。
好きなフルーツは、皮付きで食べられるものがおすすめです。
皮の厚いフルーツは、シュワシュワ感が弱くなるので、皮の薄いフルーツを選びましょう。
イチゴやミカン、ブドウなどがおすすめです。
実験の手順は以下のとおりです。
- フルーツを洗って、びんの中に入れます。炭酸水に全部つかるように、上まで詰めすぎないようにします。
- びんに炭酸水を注ぎます。びんがいっぱいになるまで入れましょう。炭酸水は無糖のものを使います。
- びんのふたをして、冷蔵庫で4~6時間置きます。前日の夜に作っておけば、翌日の朝にはシュワシュワのフルーツができあがります。
炭酸フルーツの実験の結果と考察
炭酸フルーツの実験の結果は、フルーツによって大きく異なります。
フルーツの種類や状態によって、炭酸水の中の二酸化炭素が溶け込む量や速さが変わるからです。
一般的に、以下のような傾向があります。
- 皮付きのフルーツは、シュワシュワ感が強くなります。
皮が二酸化炭素の逃げ道をふさぐので、フルーツの中に二酸化炭素がたまりやすいからです。
イチゴやミカン、ブドウなどがおすすめです。 - 皮をむいたり切ったりしたフルーツは、シュワシュワ感が弱くなります。
皮がないと、二酸化炭素がフルーツの中に入りにくくなるからです。
また、切ったりすると、フルーツの水分が炭酸水に溶け出して、水っぽくなります。
パイナップルやリンゴなどは、あまりおすすめしません。 - 冷やす時間が長いほど、シュワシュワ感が強くなります。
冷たい水のほうが、二酸化炭素を溶かしやすいからです。
しかし、冷やしすぎると、炭酸水の中の二酸化炭素が抜けてしまいます。
4~6時間が適切な時間です。
炭酸フルーツの実験は、簡単にできるのに、科学の不思議を体験できるおもしろい実験です。
炭酸水やフルーツの種類、冷やす時間の長さによって、シュワシュワ感や味が変わります。
いろいろなフルーツで作って、食べ比べてみましょう。
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